労働基準監督署に給料未払いで調査された経営者の末路

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会社を興して従業員を雇ってみたのに、まったく売上は上がらない。

当然、従業員に給料を払えません。もちろん自分の給料もなし。

こんな苦しい状況に陥った経営者はたくさんいるでしょう。

もしこのまま従業員に1円も払わずにいたら、どうなるかご存知ですか?

従業員が少しでも知識があれば、労働基準監督署に行ってあなたを訴えられるんです。

訴えられると、色々調査されてけっこう面倒な事になりますよ。

今回は労働基準監督署に調査された時の備忘録です。

目次

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労働基準監督署とは給料未払いの調査をするところ

労働基準監督署」とは、労働者にちゃんと給料払っているか調査を行っているところです。

労働基準監督署は全国各地に存在し、給料未払にはすごく厳しい調査を行う機関で経営者にはおなじみ。

調査の結果問題があると判断されれば、従業員に対して労働基準監督署が給料の立て替えをしてくれます。

労働基準監督署の調査はすぐそこに…

あなたがもし従業員を雇っていて、全く給料は払えなかった場合どうなるか。

その従業員が未払い給料を手に入れるために最終的に行き着くのが、労働基準監督署です。

ネットで調べればすぐわかりますので、未払いがあればすぐに労働基準監督署に駆け込まれるでしょう。

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労働基準監督署から調査員がやってくる

給料未払いを訴えられたら、いきなり労働基準監督署の人から電話かかってきます。

僕が経験した調査は「申告監督」みたいですね。

会社に在職している従業員もしくは退職者から、残業代の未払いや、不当解雇等について労働基準監督署に申告(通報)があったときに、その内容を確認するために行う調査です。
この申告監督の場合には、申告者である労働者を保護するために、労働基準監督署では「申告監督」であることを明らかにせずに、調査にやってきます。定期監督のふりをして調査にくるわけです。
したがって、未払い賃金や不当解雇について思いあたるようなケースでは、従業員が労働基準監督署に訴え出たことによって、本当は「申告監督」で調査に来たのだなと思った方がいいかもしれません。

引用元:シャノアス社会保険労務士法人

「○○さん人が働いていましたか?」と聞かれます。「働いていました」と答えるとどうなるか。

「○○さんがあなたから給与を全くもらってないと申し立てをしております」

「労働基準監督署としてはその申し立てを受けるかどうかの調査を行います」

「後日あなたの会社お伺いします」

ダメ、ムリ的な答えを続けると「いや、調査には行きます。時間つくってください」と永遠のアポ取りになりました。

労働基準監督署から調査予告が来たら、ダメとは言わずにすんなりと受け入れた方がいいでしょう。

労働基準監督署が調査に来ると何をするのか

後日、労働基準監督署の調査員が会社にきます。

申立者の労働実態があったのか確認をするために、帳簿などの提出を求めてきます。

とりあえず、調査に来た日は必要な書類を回収されるだけで終了。

後日、調査結果の発表みたいなかんじです。

ちなみに立て替えが成立すると、労働基準監督署からの取り立ては借金や税金の取立て以上にキツイらしいです。

労働基準監督署の調査員はなかば脅すように言っていましたが、僕の場合は最終的にそうなりませんでした。

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調査の取り下げは労働基準監督署からはできない

調査の結果、従業員が給料に見合った労働していないと労働基準監督署が判断したのです。

調査の申し立てをしても、そのまますんなりと申立者の言い分が通るわけでもないらしいですね。

ありがたいことに労働基準監督署はしっかりと調査してくれていたようです。

まあほんとに働いてくれてなかったしね‥‥。

しかし、こうなってしまったら泥沼に突入します。

労働基準監督署は受けた調査申し立てを自動的に却下できません。

つまり、申し立てをした本人から労働基準監督署に向けて「取り下げします」言葉があるまで「調査中」を続けるのです。

あくまでも調査している「テイ」ですが。

ひっこみがつかない労働基準監督署の調査員

労働基準監督署の調査員から、取り下げをするように従業員の人に言ってくれと言われました。

従業員があっさりと認めてくればいいのですが、僕の場合そうではありませんでした。

なかなかゴネてしまったのです。

そうなると、ゴネたクレーマーを対処するかのように永遠の「イタチごっこ」が続きます。

労働基準監督署の調査員も引っ込みがつかないので定期的に「どうでした?」と連絡が来てました。

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労働基準監督署の調査員は「中立」だった

どうやら労働基準監督署の調査員は一方的に申立人の味方ではないらしいです。

申立内容が正当かどうかをきちんと調べてくれます。

調査されるのはドキドキしますが、拒まずにしっかりと調べてもらったほうがいいですよ。

ちなみに従業員ネタは他にもこんな記事を書いていますので、よろしければご一緒にどうぞ。

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