【スケジュール管理できない】病気のせい?原因と対処法

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後の祭り

「仕事がいくつも重なるとどうしても抜ける仕事が出てくる」「いくつもの仕事が同時進行でできない」「仕事を先送りにしてなかなか着手できない」「仕事の段取り・手順を考えるのが苦手」…いかがでしょう。いくつか思い当たりますか?

実はこれ、あなたが怠けているわけではないのです。ちゃんとした原因があって起こる症状なんですね。

当記事では、こういうことが起こる原因と対処法を解説します。

スケジュール管理ができず仕事で行き詰っている方はぜひご覧ください。

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目次

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「スケジュール管理できない」原因とは?

 

仕事に対するやる気がないのではない。自分なりに努力だってしているつもりだ。なのになぜ…いつも上司から注意を受け、同僚に迷惑をかけてしまう事も。

焦るあまりスケジュールの管理方法のノウハウばかり検索しようとするものの、いつもうまくいかない…あなたと同じ様なことで悩んでいる人が他にもいることを知っていましたか?

じつはこれ、ADHDの症状の1つとされています

 

ADHDは発達障害の1つで、先天的な脳機能の特性からくるものなので、いわゆる病気ではありません。

生まれつきのモノなので、一生涯付き合っていくことになります。

ただ、心療内科など医療・薬剤の効果である程度のコントロールが可能となります。

さらに、自分の苦手な事を客観的に理解することによって、自分で先手をうち、通常業務を卒なくこなすことは十分可能ですから、何も落ち込んだりショックを受ける必要など全くないわけです。

 

ただ、何ゆえに叱られてばかり、うまくいかないのかという原因にいつまでも目を向けないでいることが一番つらい事になります。

まるで、出口のない暗いトンネルのなかにいるのと同じで、モヤモヤした気持ちのまま生きていかなければならないのは酷なことです。

 

だからこそ、一度心療内科で正確な診断を受けることが必要になりますね。

 

心療内科、というと敷居が高く、自分に関係のないと思っていた場所に向かうのは勇気のいることかもしれません。

しかし、意外と「不眠」で悩んでいる人やストレスで精神的に疲労している人など、実に多くの方が利用しており、病院によっては予約で数か月待ち、などというところもたくさんあります。

 

大抵の病院は症状を確定する資料としてアンケートのような質問事項に記入させるところから始まります。

先天的な発達障害の診断ですから、幼い時の様子、学業・友達関係でトラブルがなかったか、普段の生活で不自由に感じることはなかったかなど、いわゆる“生き辛さ”がどういうことにあったかを問診されます。

 

こうして、ADHDの診断を受けて皆さん一様に口にする言葉は「原因が分かって安心した」ということ。

これまでの抱えていたモヤモヤが晴れ、まさに肩の荷がおりた感じとでもいいましょうか。

 

そしていよいよ、この症状の特性に見合ったスケジュール管理の仕方にシフトしていけばよいわけです。

次に、その対処の仕方について触れます。

 

 

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「スケジュール管理」で苦労しないコツ

 

では、ここからはADHDの特性に合わせたスケジュール管理の方法を解説しましょう。

ズバリ、自分の「苦手」に注目してください。

 

【いくつもの仕事スケジュールに漏れがでる、という苦手】

抜けや漏れがあるのならどこか1か所に全部記録をしておく必要があります。これをみれば全ての情報が分かる、という記録を作りましょう。エクセルで仕事の情報を全部管理している方もいます。

 

【仕事の段取りができずつい先送りにしてしまう、という苦手】

遠くの目標に向かって実行の具体的なイメージがわかない場合は最初に手順を細かく分けてしまいましょう。手順を具体的に書き出すことで実行しやすくします。やり終えたことから一つずつチェックを入れていきます。

 

【同時にいくつもの仕事の進行が苦手】

これもいくつものことを同時に覚えていられないことから起こる事。一つ一つの仕事についてやり方や手順を細かく書き抜き、その記録を見ながら仕事をすすめます。どの仕事がどこまで進んだかを確認できるので、漏れや抜けないのです。担当全ての仕事を同時進行することは難しくても、具体的に手順が示された担当の仕事をひとつずつ片づけていけば最後には全て終了できたことになるわけですね。

 

 

 

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職場の上司には自分の症状について知っておいてもらおう

 

自己判断ではなく医療機関できちんとADHDの診断を受けたら、自分で仕事に穴を開けないように対策をたてつつ、せめて上司には知らせておくべきでしょう。

努力不足や気合いとかの問題などではなく、脳の特性からくるものであることをまずは理解してもらうのです。

 

「発達障害」というくくりで説明されるので人によってはなかなか「障害」ということを言い出せない人もいるでしょう。

言い出せずに自分が誤解を受け続けていると、次第に自己評価も低くなり、「うつ病」のような思わぬ「二次障害」を引き起こすことがあります。

 

そんな悲劇が起こるくらいなら会社に理解を得て心を軽くする方を選ぶべきです。

現在、どの会社でも一定数の障がい者の雇用を進めており、会社にとってもかえって告知をしたもらった方がメリットとなるのです。

 

あなたは何も悪くないのですから堂々と会社の理解を求めて仕事をしてくださいね。

 

 

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まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

自分の症状が分かってから苦手だったスケジュール管理の対策を練ることも出来、通常の採用枠で働いている方もたくさんおられます。

あなたの心のモヤモヤが一時もはやく晴れるように、一歩踏み出してみてください。