【帰省ブルー】夫や妻の実家の毒親から子供を守ろう

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後の祭り

帰省シーズンになるとなぜか増える「#帰省ブルー」の投稿。

TVの情報番組でも盛んにこの時とばかりに発散する人たちの話で盛り上がったりしますね。この手の話題でたいていポイントとなるのが嫁・姑の確執から、嫁側のボヤキに始まり、姑の反撃に至るまで毎年みられる“風物詩”になりつつある感さえあります。

 

ただ、あまりTVでは大きく取り上げられませんがこの話題に紛れて気になる投稿を見かけます。

 

「孫」の立場で悲しい思いをしている子供たちがいる、ということ。

 

当記事ではこの「孫」に当たる子供たちにスポットライトを当てて、大人たちにちょっと考えてほしいことをお話しします。

帰省の度に悲しくブルーな気持ちになっている子供たちに寄り添うためにぜひご覧ください。

 

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目次

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帰省の度に親の悪口を言われて

 

#帰省ブルーの投稿の中に、気になるコメントを見つけました。

「子供の頃、帰省の度に親の悪口を言われて辛かった。本人に言ってよ、という気持ちになってしまう」というもの。母親の実家に(父親は行かない)帰省すれば祖母に父親の悪口を言われ、父親の実家に(母親は行かない)帰省すると祖母に母親の悪口を言われ、毎回嫌な気持ちになるという訴え。

 

「両親が不仲だったので…」というコメントから察するに、両家の親とも我が子(孫の父親や母親)を正当化するための援護射撃とも取れますが、「孫」で憂さ晴らしとは、ちょっとお年の割に軽率ではないか、という気がしてなりません。

少なくとも子供には何の罪もなく、大人の事情など知る由もありませんし、知らせる必要もないです。

1年に1~2回しか会えないのに、肉親と思っている祖母からこんな言葉を浴びせられたら、傷つくのは子供だけで祖母がターゲットにしている父親や母親には全く響いていません。

むしろ、子供を盾にして父親や母親が嫌なことから逃げている感じすら受けます。

 

 

 

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子供をむしばむ「毒親」とは

 

本来久しぶりに祖父母と過ごせる楽しいはずの帰省がこんな形でブルーになってしまう原因は、その子供の親である夫婦、その夫婦を育てた祖父母という「親」にあることは明らかです。子供にとって「親」とはどうあるべきか、問題の闇が根深いことに気が付きます。

 

2019年4月頃にNHKで「毒親」についての特集をしていました。

そもそも「毒親」とは『進路・結婚など子供の身の回りのことに過度に干渉する・子供に対する暴言暴力・親の都合を優先して子供を放置ネグレクトする』ということ。

このような親に育てられた子は、親の顔色ばかりうかがうようになりいつも親の言うとおりのイイ子でいなければならなかったり、逆にわかってもらえない親に反抗的になったり。

成長とともに、適応障害などの心身のトラブルを発症しがちに。

さらに、結婚後も夫婦関係が上手くいかなかったり、育児が困難になると言われています。

 

自分だけにとどまらず、その子供、孫の代まで「毒」が受け継がれ同じことをしていくのだと思うと、どこかで気が付いて断ち切らなければ悪の連鎖がどんどん受け継がれていく、ということになります。

辛い思いをして「#帰省ブルー」に投稿した人のご両親の夫婦関係が上手くいっていないというのは、見方によってはその夫婦の毒親の過干渉や暴言などの悪い連鎖の結果かもしれません。

 

こうして辛い状況をツイートし、第三者に状況をシェアすることは、「人の顔色ばかり気にしなければならない、いい子でいなければならない」という重圧を抱え込まないで発散するためにも良いことではないでしょうか。

こういった相談をカウンセラーなどに聞いてもらって心が整理出来る方もいるようです。

 

 

一方、親の方には自分に「毒親」であるという意識はない人が多く、何事も子供に良かれと思ってあれこれ言ってきたつもりなのに…と自身を振り返る親もいるそう。

子どもの方が親の過干渉などの重圧に耐えられず、メンタルを病んで第三者に相談した段階で、初めて親が「毒親」であったことを認識する場合もあるということです。

 

また、息子の方から「もう家に来てほしくない。出入り禁止に」と引導を渡された母親もいます。

実家にいたころさんざん息子に「こうしなさい」と反論できない雰囲気で育てた結果がコレ。今までのことを後悔、60歳過ぎた今になって自分が変わらなければ、と思うに至ったのだそう。

 

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子供を帰省ブルーにさせないために

 

子供がある程度の年齢になれば受験やらバイトやらで子供自体が自分の生活で忙しくなることもあり、どうしても帰省しなければならないものでもありませんね。

しかし、子どもがまだ小さいうちは夫や妻の実家の祖父母に会いに行く機会も多いことでしょう。

 

そこで、実家の親が自分の妻や夫の悪口・批判を子供にするようなことがあれば、気をつけなくてはならないことがあります。

純粋に大人の言うことを全面的に信じ、刷り込まれやすい幼い時期に自分の親の悪口を言う大人がいる、これは子供にとってはある意味人間不信にもなりかねない罪ですから。

対策として次のような方法はどうでしょうか。

 

【夫・妻の方から実親に悪口は子供の前ではやめてほしいと言っておく】

例え夫婦仲が悪くても、です。援護射撃を子供の前ではしないでほしい、ということを伝えます。夫婦間の問題は、子供のいない時、夫・妻が直接実親と話せば良いことです。

 

【子供が親の悪口を言われたら親がフォローを】

そうは言っても、うっかりぼやいて子供に「何であんたのお父さんは…」「あんたのお母さんはちょっと…」みたいな愚痴を祖父母が軽率に言う可能性もあります。

そういう時はお父さん・お母さんが子供をフォローしてあげてください。深刻な感じで言うと子供が心配しますから、サラッとカラッと明るくです。

誰かを責める言い方でなく、根本的には家族は信じていい、安心できる場所であることをフォローしましょう。

 

【それでも毒づくようなら子供のために距離をおくことも】

子どものメンタルを考えれば、あまりに軽率な行動や発言は見せたくも聞かせたくもありませんね。今はパソコンを使ってスカイプやLINE動画で通話も出来るのですから、特に実家との確執がなくてもわざわざ帰省しない、という選択肢をとるかたもたくさんおられます。

それとなく距離を置く工夫も考えてみては?

 

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

こうしてみると、帰省ブルーというのは様々な家族の闇が浮き彫りになる裏返しかもしれません。しかし子供に罪はありません。「自分は子供のころから帰省ブルーだった」などということを子供に言わせないように、お父さんお母さん、気をつけましょうね。