「連帯保証人になるのは危険!自分に厄介が降り注ぐことがあるかもしれないから」
これは、誰しもが知っていることです。では「緊急連絡先」になるのはどうだと思いますか?
何か合った時に連絡がくるだけだから、緊急連絡先はべつにいいでしょと思っているアナタ。
その「何か合った時」というのは「支払いが遅れた時」のことなんですよ。
そう、つまり緊急連絡先になってあげた人が延滞すると、緊急連絡先に電話がきます。
最悪の場合、家まで来ますよ。
緊急連絡先を聞く真の目的とは
連帯保証人は当の本人が払えなくなった場合、代わりに払ってもらう仕組みです。
最悪の場合、肩代わりするハメになるので、連帯保証人になるのはみんな嫌がります。
僕だって連帯保証人にはなりたくないです。
そのせいか、最近では連帯保証人なしで賃貸契約もできるようになってきました。
とくに大手不動産業者は「保証人なし」がデフォルトになってきつつある。
代わりに緊急連絡先を指定するように指示されます。
この緊急連絡先は、当の本人が病気したりした時のために聞くものと思われています。
確かにそうなんですが、真の目的は違うのです。
真の目的は、支払いが遅れた時に連絡するためです。
緊急連絡先には決して「取り立て」はしない
ある日、ガス会社から「○○さんのガス料金の件でご相談があるのですが・・」
と電話がかかってきたのです。
どうやら僕が緊急連絡先になっている知人が、ガス代を払わずに音信不通になった様子。
だれか工面してくれる人を探しているという電話でした。寝耳に水だったのでびっくり。
連帯保証人でもないのだから、払う義務なんてありません。
もちろん、僕も払うつもりは全くナシ。当の本人に連絡してくださいと伝えました。
すると・・。
「シノギタさんは緊急連絡先なので、今後も報告・相談という形で定期的にお電話します」
「当の本人と連絡がとれるか、支払いをしてくれるまでは連絡することになります」
とのこと。
さすがイラッとしてしまい・・
「連帯保証人でもないのに、電話なんてかけてこないでください」
「これ取り立てと変わりませんよね?法的にアウトでしょ」
とまくしたてちゃったんです。すると・・
「取り立てではありません。あくまでも相談・連絡です。」
「法的には大丈夫ですし、当社の規定で皆様に行っていることです。」
「コンプライアンス的にも全く問題ありません」
と逆にまくし返されちゃいました。
あとがき
その後も電話は続きましたが、面倒だったんで出なかったんです。
すると手紙と直接訪問で「相談・連絡」が行われることに。
「取り立てと変わんねーじゃねえか」とセルフツッコミをしたのを覚えています。
ちなみに僕への「相談・連絡」は知人を見つけ出して、連絡させるとピタリととまりました。
支払いの肩代わりをしなくても、当の本人に連絡さえとらせればどうやら止まるようです。
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