出戻り社員の好感度をアップする挨拶~異動の場合&他社転職後再入社の場合~

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使えるテクニック・知識

以前いた職場に「出戻り」でまた働くという場合、二通りあります。

人事異動で他の部署から元の部署の戻る、というパターンと、自分の意志で他の会社に転職したものの、再び元の会社に再入社する、という場合です。

その時に必ず避けて通れない関門が「異動後(再入社後)の挨拶」ではないでしょうか。

通常の挨拶と違い、周りの同僚に気持ちよく受け入れてもらえるかどうか、というところで悩ましい場面ですよね。

当記事では「異動で元の部署に出戻りした場合」と、「転職後に元の会社に出戻りした場合」に分けて、それぞれどんな挨拶をすれば好感度をアップできるかをアドバイスします。

挨拶の内容でお悩みの方は是非ご覧ください。

 

 

目次

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人事異動で「出戻り」ならこんな挨拶で

 

あなたが他の部署から元の部署に異動になったのは、自ら希望してのことでしょうか、それとも自らの意志とは関係なく異動になったんでしょうか?

 

どちらにしても、会社としてはあなたが元いた部署にいた方が都合がいいと判断しての異動ということに変わりはありません。

 

ですから、元の部署に戻ったからと言って恥ずかしいとかカッコ悪い、などと思う必要はありません。

要は、配属された先で結果を残すのがサラリーマンですから、元からずっとその部署にいようが、途中で不在だった期間があろうが、「これから」の勤務態度が大切なわけですね。

 

そうは言っても、コツコツ同じ部署で実績を積んできた同僚にはやはり、「これからご一緒しますのでどうぞよろしくお願いします」という謙虚な態度は忘れてはいけません。

例え後輩に対しても、です。

以前は役職が自分より下だった人が自分と同じ、あるいは上の役職になっている可能性もあるからです。

 

以上のことから挨拶のポイントをまとめると・・・

 

  • あくまでも謙虚なものの言い方で。決して以前いた部署だからと知ったような口をたたかない。皆さん色々教えてください、のスタンス。
  • 同僚の「なんでまた戻ってきたんだろう?」「前の部署で何かあったのかしら?」みたいな変な憶測をさせないためにも、堂々と前の部署で得たスキルをこの部署で生かして頑張りたい、という前向きな内容の挨拶にする

なお、勤務先だった事業所を異動になり、しばらくしてまた元の事業所に「出戻り」したが、以前とは「違う部署」に配属、という場合もありますよね。

再び同じ建物で顔を合わせる機会も出てくるわけですから、(異動後の上司ではなくても)元の部署の上司や先輩には「戻りました」の挨拶はした方が良いですね!

 

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転職後に元の会社に出戻りした場合

 

同じ会社内の人事異動と違って、転職のためにいったん会社を辞めているのに元の会社に再就職をした場合、言い方は悪いですが「どの面下げて」と思う同僚もいるかも知れません。

 

ましてや、転職の理由が「会社の待遇や経営方針に不満だった・合わない」などの理由であることを知っている同僚がいたりすると、気まずい事この上ないですね。

 

しかし、です。

ある調査によると、転職後、また元の会社に出戻りする人を再雇用する割合は大企業ほど多く、全体で67%もの企業が再雇用をしたことがある、と回答しています。

 

しかも、出戻りのきっかけは「在籍時の上司からの推薦」「在籍時の同僚からの推薦」「在籍時の社長・経営陣からの推薦」ということで、以前のつながりで戻るパターンのようですね。

 

ここから見えることは・・・

 

  1. 会社は即戦力を求めていること
  2. 元社員なら、社員教育に時間やお金を削かなくて済むこと
  3. 人となりが分かっているので安心・最適な配属がスピーディー
  4. 他社と比べて戻ってきたのだから今度は辞めない、という確信が会社にある
  5. 他社で身に付けた新しいスキルが他の社員の刺激になる

など、会社にとってのメリットがとても大きいのですね。

 

一方で会社として気をつけたいのが・・・

 

  • ポジションや給与で、好待遇で戻ってこられると既存の社員の不満やモチベーション低下の原因になりかねない

 

ということですから、既存社員とのバランスを考えた制度作りがこれからの会社には望まれるところです。

 

ともあれ、会社としては出戻り社員はメリットでも、一緒に仕事をしていく同僚に嫌われてはマズいですね。ですからここはやはり謙虚な姿勢を貫きましょう。言い方としては・・・

 

  • 出戻らせていただきました、ということ
  • しばらく外の世界に身を置きましたが、改めてこの会社の良さを実感していること
  • 新たな気持で頑張りたい、ということ
  • 色々教えてください、と教えを乞う言い方

 

挨拶にはこのような内容で、後輩に対しても同じような謙虚な姿勢から入っていくべきでしょう。

 

当然のことですが、「出戻り」のあなたを会社が受け入れたのは、会社に貢献してもらいたいから。

実績を残すために、他の同僚には無い、あなただけの強力な武器「会社を客観的に見る視点」をフル活用して、実績を残しましょう。

 

こういった謙虚な姿勢と、実績作りで同僚のあなたに対する好感度はアップしていくに違いありません!

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まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

「出戻り」社員でも、最初に好感度を上げる挨拶次第で、周囲の同僚に受け入れてもらえるきっかけができるものです。

あなたも是非お試しください。