【雑用の仕事を押し付けられる】断り方で悩む前に気にしてほしいこと

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後の祭り

「働き方改革」という言葉が最近メディアでよくきかれます。

各企業とも残業を減らす工夫をするなど、少しずつ効率的な働きかたへ目を向け始めたのは喜ぶべきこと。

「モーレツ社員」という言葉が一世を風靡した昭和時代のサラリーマンはもうとっくに引退、今やどこの企業もその子供たちに当たる世代が会社の中核を担っていますね。

 

…しかし、なぜかいまだに会社の仕事には有無を言わず従うのが当たり前、みたいに思っている方が結構いらっしゃいます。

若い世代でも例外なくそういう人がいて、お給料をいただいているのだから言われたことはやらなくては…と頑張ってしまう人も。

それゆえでしょうか、「押し付けられた仕事の断り方」をネットで検索する方も大勢いらっしゃるのも事実です。

ただ、結構若い人目線による「HOW TO 断り方」という一方的な記述が多いように思うのは私だけでしょうか。何ゆえに上司があなたにこの仕事を振ったのか、について考察するサイトはほとんど見当たりません。

当記事では、 上司から雑用に近い仕事を“押し付けられて” しまった場合、どう対応していくべきか、通常の発想から別の視点でアドバイスします。

「断り方」を検索する前に、ぜひご覧ください。

 

 

 

目次

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総合職で入社したはずなのに

 

例えば、こんな事例があります。

採用の枠としては総合職で入社した女性が、男性ばかりの部署に配属になった結果、自分にばかり雑用めいた仕事を押し付ける上司。

他に暇な男性社員がいても、あとから新人の男性社員が入ってきても、事務職の女性が異動になってきても…相変わらず自分に雑用を押し付けてくる上司の態度は変わらず、このままでは、お茶くみまでさせられるのでは…と不安の声をあげているのです。

職場いじめ 人間不信

女性の立場からするときっと、私の職種ではない、という想いもあるのでしょう。

総合職にはそれなりのスキルが求められる仕事を期待され、現にこの女性も自分の仕事を抱えているようした。

確かに、取引先に上司の代わりにメールを出したり、掲示物を貼る、本棚の整理、文具備品の補充…など総合職でなくても出来る仕事ですね。

事務担当職の人にやってもらいたい仕事です。

 

ではなぜ上司はこの女性にばかり仕事を振る(押し付ける)のでしょう。

もし私が上司なら、初めから訳の分からない人に仕事は振りません。

それなりに仕事の段取りが出来、確実に期限までにやってくれる人にお願いをします。

 

…しかし、だからといって、この人自身が全部やらなくてもいいのです。要するに、仕事を完了してくれれば良いのです。

しかも彼女は総合職。

いずれは、若い部下をたくさん動かす立場を期待されています。

暇な男性社員、新入り男性社員に事務職の女性…動かせる駒はたくさんありますね。

彼女の培ったノウハウで、仕事を割り振ってしまえば良いことです。

仕事の割り振りは、彼女から上司に段取りから人員配置まで決めて報告し、上司の口から指示してもらえば部署の人も納得してやらざるを得なくなりますね。

 

組織で仕事をしているのですから、組織の力で解決するの一番効率的。

「ちょっと忙しくて」と逃げるのは簡単ですが、あなたが組織の上に立つ人間となるステップとして利用すればよいことではないかと。

 

 

 

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若手社員に仕事を押し付ける上司のタイプにも2種類ある

 

こうしてみていくと、「仕事を押し付ける」と思われている上司にも2種類あることにお気づきだと思います。

「部下を育てる上司」と「自分が出来ないから他の人に押し付けて楽をしたい上司」です。

 

【部下を育てる上司】

先程もお話ししましたが、会社というのは組織で仕事をする場所。

つまり、誰かの気配りや優しさに付け込んで個人対個人で仕事をする場所ではありません。

そういう仕事の振り方だとしたら、便利屋というフリーランサーの人に業務委託する行為に等しい。

少なくとも、部下を育てたい、と考える上司なら、いずれ上に立つことを見据えて、業務の効率化までを期待していると考えて良いでしょう。

部下のコミュニケーションスキル・ITに関する能力などを使って、一見雑用の様に見える仕事をいかに組織的に解決してくれるか、そういう期待が上司には多分にある可能性だってあります。

上司はちゃんと見ています。そういう仕事ぶりを必ず評価に結び付けてくれれば良い上司です。

 

 

【自分が出来ないから他の人に押し付けて楽をしたい上司】

首をかしげたくなるようなダメダメ上司が実在することもまた確か。

たいていの企業は30代~40代が主戦力で、それ以上の役職者になると給料は最前線で仕事をする人の数倍もらっているのに、残念ながら若い世代には「役に立たない」と思われています。

 

例えば、

✘仕事をムチャ振り(押し付ける)してばかりで全部自分の手柄にする

✘評価の付け方が適当で、公平・公正な感じがない

✘役職者にばかりゴマすり

 

もう見放した方が良い上司の典型ですね。

こんな自己中心的な上司にはどうしてあげても実りはないでしょう。

思い切って上司のさらに上の役職の人に相談してみては?

会社の業務効率を無視した個人攻撃に等しい、仕事のムチャ振り(押し付け)は、会社にとっての損失でしかなく、堂々と現状を訴えてあなたが生き生きと仕事をできる環境を取り戻すべきです。

 

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まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

仕事を振ってくる上司の人となりをすぐに見極めるのは難しいかもしれません。

しかし、あなたに対する評価をきちんとしてくれて、信頼関係をゲットできそうな上司であれば、あなたも企業の一員、どんどん提案して業務の効率化をはかってみてください。

いつまでも上司から受け身のままで、仕事を与えられてばかりいては逃げてばかりの会社生活になってしまいますよ。

少し視点を変えてみませんか?