「受動意識仮説」は鬱にも効く画期的な考え方だった

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気持ちの問題

「こんなはずではない」「こんな人生になったのは運命のせいなのだ」

そうです。運命のせいです。というより「受動意識仮説」のせいです。

受動意識仮説」をしれば、マジで人生捗りますよ。

今回はあまり知られていない受動意識仮説について解説していきます。

目次

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運命論は「受動意識仮説」で科学的に説明できる

運命論」という言葉をご存知でしょうか?

この世のすべては1から10まですべてストーリーが決められている。

自分の意識云々関係なしに、どうしてもそうなってしまうという考えです。

けれど運命なんてないとみんな思いがち。

しかし、それは間違いだったんですね。実は運命ってあるんですよ。

あなたが今の状況にあるのは、すべて運命で決められています。

なぜこのように言えるのか。「受動意識仮説」を知れば全て納得できます。

この世界は全て運命が決まっていると、心の底から理解できると思います。

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「受動意識仮説」とは

受動意識仮説について知りたいなら、説を公開した前野さんの公式サイトを見るのが一番。

前野さんは大学の講座を動画でUPしているので、それを見るのもいいでしょう。

1時間以上の動画ですが、受動意識仮説がグサグサ刺さりすぎてアッサリ見終わってしまいます。

受動意識仮説では「あなたは野球をさせられている」

僕が受動意識仮説を知ったのは、以下の本を読んだのがきっかけ。

脳はなぜ「心」を作ったのか「私」の謎を解く受動意識仮説 (ちくま文庫 ま 41-1)
脳はなぜ「心」を作ったのか「私」の謎を解く受動意識仮説(ちくま文庫ま41-1)

本を読んだあとは受動意識仮説の概要をうまくまとめたサイトなどを読み漁りました。

ざっと受動意識仮説を説明すると、「お前らに自由意志はないよ」というものです。

人間は自分の意志のもと行動していると考えるのが常識です。

あなたが野球をしたいと思うから、野球をしているはず。

しかし受動意識仮説によると、あなたは「野球をさせられている」んです。

実は自分が何かをしたいと思う前に、脳みそが勝手に「野球しろ」と指令を出しています。

指令として、野球をしたいと意識が思うようになっています。

つまり自分がしていると「思っている」行動は、全て脳みそ(無意識)がやった行動なんですよね。

行動した後に【後付け】で、「それをしたかった」と思うようにできているのです。

受動意識仮説はある実験によって、ほぼ証明されています

実験によって脳からの刺激が、自分の体が動きよりも0.4秒ほど早かった事が発覚しました。

つまり「自由意志なんてない」事が実験で判明したのです。

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鬱に効く「受動意識仮説」

僕は受動意識仮説を知って、救われた人間の1人です。自己肯定ができました。

今まで散々失敗ばかりしてきて、なんでこんなに自分はクソ人間なんだと責めて来たんです。

親に対することとかも。責めてばっかり。仕事もよくサボってましたから、自己嫌悪でした。

しかし受動意識仮説によると、自分の意思でやった事ではないらしい。

勝手に脳みそが動いてしまった結果なんです。

脳みそが決めたなら、自分の意思では決める事はできません。

神や運命が決めた事と言っても過言ではないでしょう。

受動意識仮説によって究極の責任転嫁ができたんですね。

今まで失敗してきた事は、脳みそが能動的に僕に経験させてきたもの。僕は一切悪くなかった。

受動意識仮説はうつ病に苛まれていた僕にとっては、非常に救いになる考え方でした。

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受動意識仮説さえ腑に落ちれば死ぬのだって怖くなくなります。

受動意識仮説の提唱者である前野さんも「死ぬのが怖い」とはどういうことかという本を出しているぐらいですし。

この記事を書いているのも受動意識仮説ってやつのせいなんだ…

ちなみに受動意識仮説を信じるなら、当記事を書いているのも「僕」の意思ではない事になります。

頭の中では「自分が書きたい」と思っているのですが、本当は脳みそが指令を出しているだけなんです。

「受動意識仮説の記事を書け」と。

僕は運命によって、受動意識仮説の記事を書かなければならなかったわけです。

受動意識仮説を反対しているダニエル・デネットさんって学者もいるんですけどね。

信じてラクになるなら、一方的に受動意識仮説を信じてもいいかなと思っています。

前野さん以外の権威ある博士も受動意識仮説を肯定していますし…。

たぶん、受動意識仮説は正しいんでしょうけど、色々なしがらみで工程されないでしょうね。

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受動意識仮説を信じてラクになるべし

以上、人生を救う大いなる考え方、「受動意識仮説」をご紹介してきました。

受動意識仮説ははっきり言って仮説です。完全に立証され、すべての科学者に認められたわけではありません。AI開発の分野では活用されているようですが。

受動意識仮説の提唱者である前野さんも「ロボットの心の作り方」という論文を発表されているほど。

もともとはAI開発の家庭から生まれたんですね、受動意識仮説は。

しかし先ほどご紹介した実験の結果から、仮説が正しい可能性は非常に高いと言われています。

しかし受動意識仮説を認めてしまえば、色々な常識が根底から覆してしまうため認められる日はこない様子です。僕もそう思います。

ただ今までの失敗、いまの現状の自分を責めてる人にとっては、良い意味で都合のいい考え方です。

受動意識仮説を一方的に信じて、ちょっとラクになってみてはどうでしょうか。

ちなみに「知ったら気持ちがラクになる系の記事」は他にもこんなのがあります。ご一緒にどうぞ。

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