虚言癖の心理と原因③自分に自信がないから嘘をつく

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後の祭り

虚言癖にもいろんな心理や原因があるのが見えてきましたでしょうか。

今回も、該当する人が多いであろう、 自分に自信がないから嘘をつくというテーマでお話をしていきます。

虚言癖の心理、自分に自信がないから嘘をつく理由

自信がある、自信がない。 それは虚言癖がある人もない人も、 共通している悩みではあると思います。 自分には自信がない。

だから、何をやるにも不安になる。

そこで虚言癖の人はどうするかというと、 自分を嘘で塗り固め始めます。

例えば、本当はできない事をできると宣言したり、 本当に言いたいことを隠して、嘘を言ったり、 オーバーな表現をすることで、自分をよく見せようともします。

そうやって自信がない自分を隠すのです。 嘘で塗り固めていってしまうんです。

例えば私の場合ですが、

・俺は2日間寝ないで行動したことがあるぜ!

・俺は本番に強いタイプなんだぜ!

という嘘をついていました。

また、僕の小学校時代はカードゲームが流行っていたので、

・俺はそのレアカード持っていたことあるぜ!

・俺、今まで負けたことないぜ!

と嘘をつくこともありました。

そうやって、自分を高く見せ、 あたかも自信があるように振舞っていました。

他の人から見たら、明らかに強がっているようにしか見えてなかったと思います(笑)

また、人の評価を気にすることも多かったです。

周りが僕にしている噂だったり、周りからの評判だったり、 他の人の事ばかりを意識していました。

自分より上の人を見て、自分の嘘を強め、 自分より下の人を見て、今の自分に安心する・・・。

結果、自分自身と向き合うことがとても少なかったと思っています。

また、私は人の輪に入りたくて仕方ありませんでした。

とても寂しがり屋だったので、ともかくいろんなグループに入りたかったのです。

でも、入り方がわかりませんでした。

どうやって、輪の中にスムーズに入っていけるのかわからなかったのです。

もちろん自然に入れるグループもありましたし、 特別嘘をつかなくても、自然と輪ができることもありましたが、 そうでないグループに入ることは、とても恐怖でした。

そこで、嘘の自分の登場です。

あたかもそのグループの話題を知っているかのように振る舞ったり、 それこそ以前の記事のように、話を盛ることで興味を持ってもらおうとすることで、輪に入ろうとしていたんですね。

ありのままの自分では、輪に入れないと思っていました。

だから、嘘をついていました。

そうやって、どんどん嘘の自分、理想の自分を演じることで、 毎日を過ごすようになっていきました。

また、いじめられてもいたので、 いじめられないためにも、強く見せようと嘘をついていたところもあったと思います。

長々と私の経験をお話しましたが、 虚言癖の人は、自信がない→じゃあ自信をつけるために何かをしよう!よりも、 自分を高く見せようとしてしまうのです。

それが当たり前になっていきます。

そして、嘘で塗り固めてしまったので、 本心を隠していきます。

その結果、前回の記事

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のように、 自分を守ろうとしたりするのです。

それは一時的にはいいかもしれません。

ですが、自分の一生を考えると、 それって実はとてもつらいことなんです。

でも、私は虚言癖があると自覚するまで、 無意識に嘘をつくのが当たり前になっていました。

本当に怖いことだなと思っています。 もしこの記事を読んで、 自分もそうかも・・・と思う人がいたら。

まずは何よりも自覚をしましょう。

それだけでかなり違います。

そして、少しずつで構いません。

本心を話せる人がいれば、自分の本心出していきましょう。

友達でも、家族でも、先生でも、上司でも、構いません。

すると楽になります。嘘をつく意味が無いことに段々と気づいてきます。

ですが、それでも虚言癖があると嘘をついてしまうと思います。

でもそれは当然です。

数十年、その生き方をしてきているのに、 急にその生き方を変えることはできないです。

でも焦る必要はないんです。

もし嘘をついてしまったら、 自覚があれば、「やってしまった。」と気づけるようになるはずです。

それだけで大きな変化です。

そして、自信がある人ってどんな人か想像してみてください。

自信のある人は、自分を強く見せようとしているのかと考えてみてください。

また、自分が嘘をつかなくなった、自信をもった自分を想像してみてください。

そのイメージと今を比べてみてください。

そうすれば、何を改善していけばいいかが見えてくるはずです。

そうやって1歩1歩、虚言癖をなくしていきましょう。

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