また、ウソをついてしまった。その後の気持ちの立て直し方

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気持ちの問題

ミツヲさんからの投稿です。

みなさま、初めまして。アドバイザーとして新たに参加したミツヲと申します。よろしくお願いいたします。私は50代の男性ですが、若い頃にはやはり自分の虚言癖に悩んでおりました。自分の体験が、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

自分が若い頃の失敗の経験をお話します。その当時のことは正直思い出したくもないつらい思い出です….。
が、この記事を読んで下さった皆さんのために、無理矢理振り返って今書いています(笑)。

目次

自分が仕事を覚えたての頃の話です。

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生きた心地のしなかった毎日

私は人より仕事が大変遅く(同期と比べても)、毎日のように翌日締め切りの(というか、してしまっていた)仕事を何本も抱えていました。

それがどれも間に合わず、「信用問題だぞ!それは」と叱られたこともありました。
整理整頓もとてもヘタで・・・(何しろ、学生を卒業したばかりの人間には信じられない量の書類が毎日押し寄せてきて)見つからない書類を探しながら冷や汗をかきながら仕事をしていたのです。

あの時の心境は、「とても生きた心地がしない」というものでした。
ただ、誓っていいますが、仕事は一生懸命やっていました。

だけど要領が全く分からず、仕事のミスもたくさんしていて、それが積み重なっていたのです。

間違っていたらどうしようと常に焦りながら仕事をしていました。
どこが間違っているのか不安になり、また一からやり直すことが何度もありました。それがますます仕事の能率を悪くしていました。

その状況を上司に報告することができませんでした。「呼び出されて説教」「クビになる」などの妄想が頭をよぎりました。妄想に囚われ、恐ろしい毎日を過ごしました。

仕事を失うことが怖くて、上司には明日までに終わらないことも「明日までには終わらせます。」といったり、できていない書類も「できています」と言ったり、ウソをウソで塗り固めるような日々を送っていました。
それが数年続いたのです。毎日が本当に生きた心地がしない・・・そんな日々を送っていたのです。
ですが、あれほど恐れていた、クビにつながる重大な事件は発生しなかったのです(叱られることは何度もありましたが)。今となっては笑い話です。

それは、なぜでしょうか?

その大きな要因は、その会社が、脱落者が出ないように、陰で先輩達が私を一生懸命かばい、守ってくれたからだったのです。(信じられない、かも知れませんが)

しかも、上司は上司で私のウソをちゃんと見抜いていて、私が起こしそうなミスを先回りして回避策をいくつも用意して下さっていたのです。当時はそんなことも分からなかった青二才でした(もっとも、気づくのに数十年かかりましたが・・・)。

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意外と世の中、棄てたものではない

長いこと社会人をしていますが、ほぼどこの職場でも、大変な状況が原因で脱落しそうな人には、ひと肌もふた肌も脱ぐものなのです。一見怖くて上司が自分を全然認めないようであっても、周りがそうでない雰囲気に感じられても、実は周りは助けようとしていること・・・がほとんどです。「一生懸命」働いていて、「わざとミスすることだけはしない」とがんばっていれば、なおさらです。
この記事を読んでいる方が、今大変な状況にある人ばかりではないと思いますが、仕事がつらくて、つい上司にウソをついてしまっている人、または親しい人についついウソをついてしまっている人は、「周りが助けようとしているかもしれない」という眼で捉え直してみれば、意外と周りの助けがあることに気づくかもしれません。

「今まで気づかないうちに私を助けてくれていたんだ、ありがとう」という状況が視えたなら、これは本当にしめたものです。脱出口がかなり近くなります。

素直に自分を出せるほど、素敵なことはない、という小さな成功体験を味わうことができるかもしれません。

私の知る範囲では、普通の会社であれば8割ぐらいはこの図式があてはまります。意外と世の中、棄てたものではないのです。(私は気づくのに数十年かかってしまいました。)
「ウソで逃げたいと思っている大変なこと」を、たった一つでいいから、信頼できるだれかに正直に話してみてはどうでしょうか?「通じる」と信じましょう。

もちろん、「何が起きるのか分からないから恐ろしい、正直に話すことが非常に苦痛だ」というのは、重々分かっています。

ですが、やってみないと、大抵のことは分かりません。頭の中においたままのプランは、実行しないと永久にそのままなのです。

もしかすると「よく話してくれた。じゃあ、次はこうした方が良い」となるかもしれません。

ええ~と相手が驚いても、がっかりされても、あなたはそれで何を失うのでしょうか?意外と失うものはないかも知れませんよ!

いずれにしても、情報を共有でき、お互いに歩みよったことになるのではないでしょうか。
「うそのままでは終わらせたくないこと」のうち、一つでいいから思い切って信頼できる誰かに、親しい誰かに話してみて下さい。頭の中の現実と、本当の現実のギャップの違いに驚くかも知れません(いい意味で!)。